圧巻の勝利で王位も奪取

 序盤こそ1筋の端の戦いがあったものの、やがて5筋の玉頭を攻め合う激しい将棋でした。飛車角の取り合い、切り合い、玉の独り歩きと言った感じです。やがて敵玉の背後から角打ちで絡めとった藤井棋聖の勝利ですが、お互いにまだ十分に持ち時間を残していました。

 予選から通じてこの王位戦を全勝で飾るのも史上初めてならば、史上最速の二冠&8段です。タイトル保持者は段位では呼ばれない様なので、「藤井8段」という呼称はされないままこの先、9段になっちゃうのかなと思います。

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