届け出ドメインにすぎません

person typing on computer keyboard

 まるで一気に季節が進んでしまったかのように今日も暑いです。昨今は春や秋といった季節の階調、グラデーションを感じる間も無い極端な四季に思います。太陽活動とそれに呼応する地磁気やマグマの対流の変化あるいは海水温や潮流などの影響で、気候変動がまるでデジタル的な四季の動きに現われています。CO2はあまり関係ないと思っています。

 さてまた最近、IT関係の営業の電話が来ますので、ひとこと残しておこうと思います。ホームページを制作したいですとか、動画で集客しますというたぐいの営業です。さすがにSEO対策を言ってくる業者さんは少なくなりましたが、相変わらず検索ログを用いて顧客を誘導しますといった類の話を持ち掛けて来られます。

 他の古本屋さんがHPをどうしているのか色々でしょうが、ウチの場合は目的が明確です。そもそもが無店舗ではじめましたので、古物営業法上の届け出に固有のドメインの取得が必須なのです。ですから今後は分かりませんが、現状はドメインを管理する環境さえあれば十分です。カラダを壊してから出張買取に積極的ではありませんので、ここで買取の集客に注力することも止めていますし、卸売りやネット販売などが主ですから、店舗への集客は望んでいません。

 その上で、まったく外注する気は無かったかといえば、超多忙な頃、一度となくお願いしたこともありました。しかしながら、自分でHPを作れる以上のものが出来ないことやドメインの管理権限を奪われたりなど、散々でしたのでもう懲りております。第一、勝手にMAPや、買取サイトに載せるなどのGoogleや些末なサイト運営業者さんに言いたいのは、情報掲載によって信用を得ているのなら、こちらが貸した看板料を払いなさいという、世間とは全く逆の思考を持っています。

 インターネットというものは、圧倒的に技術に精通する者が先行してプラットフォームを構築してきたものであり、それこそ法的整備の方が常に後追いしていたりしますので、先駆者特権の売り手市場でかつ先に席巻したものが独り勝ちする性向があります。ですからIT業界の言われるままになりがちで、先例が慣習になればもうそれが常識として押し付けられることも多かったでしょう。最初にTCP/IPを日本に持ってきた商社マンを知ってますが、彼らの苦労話とともに本質を知らされているのです。

 さて今ネットは、WEB3.0に向かっています。その辺の面白い話が持ちかけられるのならばまだ良いのですが、いまだにホームページで集客する話は時代遅れで迷惑ですからお止め下さい。そもそもが、検索で何でも簡単に解ること自体が便利すぎてつまらない世の中だとも思っていますので。

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