自前資源でやりましょう
世間は3連休に入りました。月曜日は新嘗祭で祝日です。本来は新米を食す解禁日でもありますが、出来合いの弁当を買っていますと、きっともう新米を食べてしまっていると思われます。
さて週末はかき入れ時ですが、今日の売り上げは振るいません。やっぱりコロナ報道の影響が大きいのかなと思います。うちの顧客の大半はご年配の女性です。テレビはつまらないからと、暇な時間潰しに小説を読む方々ですが、煽る様なワイドショーは怖いもの見たさでついつい観ていると思います。GOTOキャンペーンが中断と聞けば尚更、不要な外出は控えるでしょう。
また航空会社の破綻も報道されました。就職内定の見合わせ、雇い止め、リストラなどなど雇用環境も急速に悪化しています。2000円前後の商品の動きが悪いのは、一般の消費者が財布の紐を絞って、不況の足音に備え出したせいでしょうか。
今、デジタル庁が発進して、行政のIT環境を一気通貫に整備することが決まっています。コロナをきっかけとして社会構造を変えてしまう動きが始まっています。行き過ぎた通貨制度も見直されるべきでしょう。これから10年は入れ替わりの激しい調整期間になるのだと思います。
システムリニューアルの達人に言わせれば、成功の秘訣は既存のシステムを捨てて、一から作る覚悟があるかということに尽きます。
昨日は、チャイナは内需に軸足を置かないと明日はないと言いましたが、日本だって同じです。日本は中小企業が支える国です。アトキンソン氏の西洋資本主義では測れない国です。海外に出てしまった企業を再び日本に呼び戻して、国内でサプライチェーンを再構築した方が良いでしょう。その際に海外の資産を損切り出来るかどうか、それを政府が支援できるかどうか、その辺に日本の将来はかかっていると思われます。
日本人による日本人のための経済、すなわち外貨を稼ぐことは諦めて、鎖国さながらの感覚になるかも知れません。
そのために日本近海の資源開発を本気でやるべきでしょう。天然ガスが豊富なことは知ることとなりましたし、尖閣近海の海底油田も使いましょう。海外から原油を調達しないとやって行けないという思い込みが全ての思考を停止させています。CO2問題も嘘です。化石燃料で大丈夫です。原子力に頼らなくとも自前資源でやって行けますし、またその範囲で諦めることもアリでしょう。
その覚悟があれば、実は日本は世界で一番、将来が明るい国だと思います。10年から20年かけて一丸になって取り組むべきです。現在の様な国家観のない政権では無理でしょう。