ヒガン
今日は彼岸の中日にて、墓参りに行って来ました。日差しはまだまだ強く、墓地に隣接した小学校の木々からは夏を惜しむツクツクボウシの鳴き声もありましたが、秋の乾いたそよ風に線香の煙が立ち昇りました。
若住職の話では、葬儀に人が集まることが敬遠され、簡単な家族葬で済ますことが増えたため、寺院の運営も厳しい様子です。小さな寺では、副住職の月給が5万円などザラにあるそうです。そのうえ最近は副業を禁止しているとの事。昔は学校の先生などが住職を兼業することもありましたが、いまは禁止らしく、世間とは逆転現象です。
どこも苦しいですね。あるいは良い人の場合、儲かってはいても不謹慎と思うでしょうから、景気の良い話はしませんので、聞こえて来ません。コロナでも成功事例はあるはずですが・・・。
さて、帰り掛けに実家に立ち寄ると、幼馴染みのコーちゃんのお母さんがおはぎを持って来てくれました。うちの母とは同い年の様ですが、いまだに床屋さんをやっていることもあり、若々しく元気です。一方の母はといえば、そろそろお迎えが来ることや施設に入る場合も想定している様です。もしも遺産が残る様なことがあれば、兄弟で平等にする様に釘を刺されました。
内輪のニュースといえば、幼稚園の園長先生が93歳で亡くなったことです。つい18日のことらしく、先日転んで腕を折ってからだんだんと、、、。御年からも業績からも大大大往生です。そして最高の死様です。ちょうどご先祖様達がいらっしゃる彼岸ですから、迷わずに三途の川を渡れます。。。