今のうち

 今日は出荷を済ませて古典会に向かいます。東十条の駅に着くと、山手線で人身事故があったとアナウンスがあるも京浜東北線は快速運転はやめるもどうにか動いています。今日は特選市です。トラックで運んだ大口が出ていると聞いていますので、見てまわる時間的余裕が必要です。

 お隣の王子駅に停車すると、向かいの飛鳥山からツクツクボウシの声がします。この夏ウチの近くでは聞けませんでしたので、今年初です。残暑の主役が生息していると分かり少し安心しました。

 さて古典会の特選市ですが、通常よりもさらにワンフロア増設しての開催です。いつもの和本も大量ですが、国文系、仏教系などの洋装本もたくさん出品されてました。いわゆるウブ口です。8本前後にまとめられたものでもお宝が潜んでいる感じです。しかしながら背のある本の人気は下落していますので、割安感があります。ここぞと爆買いしている書店さんもありましたが、潰しも発生しますので、その後の仕事が一苦労です。

 関西方面のご同業も多く姿を見せています。お買上げ品を何箱も梱包して発送する姿がありました。古本屋は商売熱心です。出物があれば全国どこにでも飛んで行きます。

 この冬、また病禍が流行して、また市場が閉鎖される様なことですと堪りません。売りも買いも今のうちが良いのかも知れません。

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