肩身狭し

 朝からザーザー降りで梅雨が帰って来ました。昼前には小休止しましたがやがて、しとしとと、この時季らしい降り方でした。

 風はありませんので、少しは店頭に展開するも通路を什器が埋めていて商売にはなりません。

 めっきり少ない来客ですが、自粛期間以来のお馴染みさんがやって来ました。読み終えた4〜5冊の入ったレジ袋を帳場に戻して、新たに数冊選んでご購入です。

 まるで交換するかの状況は、普段の図書館通いの習慣なのでしょう。図書館再開したんじゃないのですか?と声を掛けますと、書架は依然として立ち入り禁止なので、本を手に取っては選べないそうです。

 さて店じまいも早々に終えて、今日はネットで出品代行した売り上げを届けに赤羽へ。赤羽駅の北口改札は、飲み屋街に通じる出口。勤め帰りと、待ち合わせの人混みでごった返しています。

 皆がマスク姿の痕跡を残しつつも、一見すると日常が戻った感じです。用事を済ませて、久しぶりに友路有2号店で一服です。ところが・・・

 灰皿がありません。入り口には消毒液、各テーブルにはメニューの代わりにQRコードの案内が、、、雑多にあったご自由にどうぞの本もありません。

 コロナ禍を契機に、店内レアウトをスッキリとさせた様です。壁には都条例による受動喫煙防止の貼り紙が!フロア禁煙、タバコは喫煙コーナーへと変わってしまいました。

 約四半世紀前のことです。受動喫煙は癌のリスクを軽減するといういわば「毒を食らえ」的な意外な研究結果をWHOが発表した事を、誌面の片隅で朝日新聞が報じたことがあります。

 あのスクラップ記事はまだ昔の職場でファイリングされている事でしょう。。。

 

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