演出されるアフター❌❌❌

 カミュの「ペスト」ありますか?とか、店番をしていると聞かれます。他に小説ならば、小松左京「日本沈没」や高嶋哲夫「首都感染」、篠田節子「夏の災厄」などがこの外出自粛の巣ごもりに読まれている様です。

 内心では、「やめといたら」って思っています。

 どれも立派なエンターテインメントです。でも多くは想像の世界ですよね。時間潰しにはなるのでしょうが、所詮、作り話は人生のギリギリの時には、なにもチカラを与えてはくれません。どこかでウソだと認識していますし、実話の価値にはとても及びません。

 何か虚脱感を生む様な読書や映画鑑賞などは、この際の精神衛生上あまり好ましくないと思っています。同じエンタメならば、東野とか京太郎とかで時間潰したほうがいいと思います。

 幸運なことに、僕の周りには武漢コロナに罹った人はいません。感染拡大と言われても実感がありません。もちろん罹ると厄介なウイルスである事は早期に調査済みです。しかしそういう報道も隠され、ロックダウンとか、テレビの中だけで殊更に大騒ぎしていませんか?海外の酷い状況を切り取り、それを引き合いにして。

 更には次の流行がひどい事になると、スペイン風邪を引き合いに言われています。そうはならないかも知れないですが、多分、第2波は来るのでしょう。どうやら期待している人がいる様ですから。であれば、自然発生しなくとも作ることが出来るでしょう。

 そして世の中は、アフターコロナの世界観を談る事態となっています。けれども多分それはこれから議論して行くことでは無くて、もう大枠でのシナリオは世界のどこかで準備されているのでしょう。パンデミックで世界を御破算にして新世界を作りたい人がいるのでしょう。

 少しずつ事実関係が明らかになると、日本ばかりでなく各国政府のおかしな対応、切り取られた報道と報道しない自由の濫用などが見えてきます。もちろん全てが見えている訳ではありませんが、総体的な流れとそれに絡んだ局所的な利害抗争を感じてなりません。

 こういう大陸的な利害抗争は、正直、日本人の手には負えないことだと感じます。島国1国をほぼひとつの民族で二千年を過ごして来た我々とは違う正義のカタチがあるのだと思います。

 今の日本人の多くは、幕末にしてやられたことをあまり学んでいません。幕府についた仏、維新政府についた英、英仏は国が違うと思うのが、我々ほぼ単一民族国家の感覚です。ところが、サッカーやラグビーなどのワールドカップを連想すると分かりやすいですが、世界各国のナショナルチームは様々な民族の選手が所属していて、戸籍の慣習もなく単なる国籍という登録上のチーム分けに過ぎません。そしてその背後には興行主が存在するのです。幕末の日本を俯瞰すれば、西洋人たちに掻き回された姿が見えてきます。

 さて今の日本の感染状況は、運に恵まれただけだと思います。政府は失敗です。水際対策に失敗しクラスター対策に失敗し、院内感染で失敗し、ピークを過ぎた頃に都市機能を止めて経済的に失敗し、、。十分な検査体勢が無かった事が逆に幸いして医療崩壊を回避したこと以外は失敗と言えるでしょう。そして運よくも死者は比較的少なく済みました。これを幸いとして、もう外国とは関わりたくないのが、僕の正直な気持ちです。