美濃部達吉『憲法講話』

 いわゆる天皇機関説を論じた美濃部の本はありませんかとの問い合わせを頂きました。古い岩波文庫でつい最近見た様な気がしました。売れてしまった様な気がしました。amazonを検索してみると岩波文庫の白でありました。

 そこで、「新刊でありますよ」とお答えしましたところ、ちょっと読むだけだから、旧版でも良いし元版でも良いから安い方がいいとの事。

 それではと、「日本の古本屋」等々を検索してみると案外無かったりしまして・・・(汗)。

 いわゆる政経法というジャンルは市場でも値崩れが激しい分野で、新し目の専門書でもない限り市場では、大山で取引されます。そしてこの本はやや一般向けに出たものですから、雑本の大山に紛れてしまう可能性が大です。まあまあ見かけるので、入手しても特別高い値段にはしないでしょう。

 ところが無いのですねぇ・・・。

 アマゾンの中古も新刊よりお高い出品になっていたりして・・・。

 結局、いつになるのかわからないので、新刊で買われるのが手っ取り早いとご案内しました。憲政史を知る上で、重要な一書ですが、世間では倉山満氏や竹田恒泰氏あたりの解説を聞いて済ませるケースの方が多い様な気がします。

メジロが遊んでました
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