一般図書のふるほんは既にオワコン
昨夜は断続的に強い雨でした。そして天気予報では今日は一日雨ということでしたので、我楽多展の準備もありますので開けないつもりでいました。ところが昼には止んでいて予報を再度確認すれば、晴れときどき曇りと変わっています。じゃあ開けようかと先ず、郵便局に出荷に行きましたが、再び降り出した雨に返り討ちに遭ってずぶ濡れになりました。きょうは降ったり止んだりでしょう。開けずに仕事します。
さて組合支部から支部総会の案内の封書が届きました。古書業界は7月が期首です。総会の出欠が問われましたので、さっそく出席に〇をしてFAXをしました。しかし参加したところで何か将来に希望のある話が出てくる訳ではありません。斜陽産業と言われて久しいのですが、それでも商いが継続できるのはチャイナマネーの需要があるからに他なりません。
つまり一般図書については既にオワコンなのですが、宋明時代の高額な稀覯本、書画や美術などの高額取引が業界をけん引しているのが実情です。紙の本はなくならないと思いますが、活字だけの本を扱うには膨大な手間とコストに見合うだけの売り上げは確保できない訳です。特に電気代やガソリン代などの高騰がボディブローのように効いてきます。
それもこれも時代の趨勢なのですが、コロナの影響が一段と明暗を分けてしまったと思われます。つまりネットに特化出来ている専門店においては飛躍もありました。一方でメルカリなどの伸張で、C to C に拍車がかかり市場に良品が出回らなくなりました。
この先、日本経済の外資への安売りにますます拍車がかかってしまい、国内経済にお金が回らない状況が続くと復調は望めないでしょう。そのうえコロナ対策の80兆円もの支出に対して、消費税増税が目論まれているとも言いますので、それだけはご勘弁願いたいと思っています。