ガラパゴス
今日も晴れ。組合からの同報で知り合いの書店さんが亡くなったことを知りました。長らく闘病生活を続けていて仕事は息子さんが主に仕切っていました。ご冥福をお祈りいたします。
さて、今日も店内整理です。相変わらず積まれた段ボールが減りませんが、少しは片付いたかなというのも束の間で、また持ち込みがありました。ハーレクイン系の文庫が4箱分ほど。随分前に呼ばれて、その時もほとんど値は付かず、それがカーゴ台車まるまる1台以上ありました。翻訳ということもあるのでしょうが定価が高い割には喜んで踏めないジャンルです。今回もワンチャン出して潰していくことになります。
もともと月曜は定休日で休むつもりでしたので、少し遅いスタート。趣向を変えて、しばらく手付かずのCDを片付けることにしました。高値をそのまま放置していたものも少なくありません。またチョロチョロと買取や市場の仕入れの際に入手したものがバックヤードで手付かずのままです。改めて見て面白いものは、古書展の目録に取るつもりです。
ところで今、アメリカはインフレ基調にあるといいます。日本は連動するのでしょうか?原油価格については高騰していて、ガソリン代は高いですね。電気代も上方修正されると言っています。つられて古書籍の価格も連動すればなんとかなりますが、下落基調は変わらないでしょう。それだけ一般の方の本離れが加速してきたように感じています。あるいはグローバル化に置いて行かれた感じです。
栄枯盛衰は仕方ありません。その一方で内需型経済の我が国ですから、昨今のグローバル主義の台頭は見返りがないと感じています。外資の草刈り場になるばかりでなく、技術は海外に流失するばかりです。軍需に応用できる機微技術ではこちらにミサイルで飛んできたり、くだものの新品種なども取られています。そして今度は、東芝の分割ですからそれもヤラレルでしょう。今やっと経済安全保障の体制づくりが始まったばかりです。ガラパゴスはそれはそれで良い面もあったことを思い知るべきなのでしょう。