デジタル通貨への入り口
今日は珍しく某書店さんの訪問を受けました。そちらからはだいぶ距離がありますが、健康維持のための散歩の様です。
普通、ウチに他の書店さんが見える場合、今まであまり良い話はありません。4、5店さんに囲まれて支部選出の理事を頼まれたときは本当に困りました。
今日のは本当に散歩です。ですが、いつも何らかの小事を聞かれる方。つまり、最近フリマアプリを使い出したので、梱包材について聞いておきたかった様です。立地に優れていて今までネット販売は面倒がっていらしたのに、世相を反映した動きも始めた様子です。梱包材のサンプルをお譲りしました。
基本は組合本部で入手できるのですが、ゆうパケットの規格とのせめぎ合いがある為、ウチも他県のネット書店さんに教えていただいた市販品を取り入れています。日頃から取引量のある人に聞くのが一番です。
さて発送について。年々規格は変更されるわ、送料が高くなるわで、反して古書価は低迷の一途なので、アマゾンなどの送料無料に対してなかなか厳しくなっています。つまりご購入者にご負担いただくにも、送料込みの価格となると事業者の方の負担が年々きつくなっているわけです。
そこでメルカリやヤフオクなどに付随した発送サービスが便利なのですが、これについてはサイト側が配送業者と大口契約をしていて、良くも悪くも送料の中抜きをしています。そのシステムを提供するのですから、手数料を取るのは当然の考えですが、ひとつ送る毎にチャリン、チャリンとサイト側に、販売手数料とは別に入金があるわけです。その大口契約の実態は公開されていないと思います。
某フリマサイトについては、上手いこと始めたなぁと当初から感じていました。スマホを使う中古品売買を通じたイーウォレットという新しい金融商品であり、売買単価の高低にかかわらず取引量で送料を中抜きしてベース収入が約束されるというビジネスプランと見抜いていました。
ですからみんなのスマホにお財布としてダウンロードしてもらう必要がある為、当初から莫大な広告費をかけ、老若男女に訴求していたのでしょう。これが金融商品の証拠に、最近は月シメ払いが可能になったりする訳です。またスティーナブルコインの如く他の事業者のポイントも取り込んでもう、現金が必要ない生活に導入され、気がつけば電子マネーで売り買いから、日常の支払いまでカバーしているのです。
それが別に悪いこととは思いません。むしろ目のつけどころがアッパレです。将来のデジタル統一通貨の話題が世間では噂されていますが、その伏線としてスマホアプリが既に機能し始めたということでしょう。