恵みの雨
雷鳴とともに未明に降った強い雨のおかげで、クールダウンした朝でした。10℃ほど下がったと思います。すると開店から続々と来客もあって、その違いが実感できました。さらには持ち込みも重なりましたので、また整理に追われています。まさに惠の雨でした。
ところが、ニュースをみてビックリなのは、山形など東北地方あるいは新潟では短時間に集中豪雨があって、道路が冠水し山が崩れ、橋が流されるなど大変だったと知りました。最上川は氾濫したようです。被災地の皆様にはお見舞い申し上げます。
一般に一級河川は百年に一度の大雨にも耐えるように治水事業が計画されていますが、それが百か所あれば毎年なにかあっても不思議ではありません。観測史上初とか、線状降水帯とか、いろいろと理由はいわれますが、そもそも相手は大自然ですから特別な事ではなくて、人知の及ばないことが起きるのが普通だと思います。
「ここに暮らして50年、こんなこと見たことも聞いたことも無かった」といったコメントを、よくメディアが拾っていますが、あんたの50年は地球の歴史から見れば、ごくごく一瞬だからと突っ込みたくなります。人間なんてラララなのです。そして災害は悪く出るのが当たり前ですが、人間の計画を狂わすという点においては、悪事をも破壊することもありそうです。神話ではありますが、バベルの塔は破壊されました。。。
さて開店前に降るのは一向に構いませんが、夕方になると再び雷雨になりました。きょうの繁盛もそこで終了となりました。ネットの販売が主になって久しいので、そちらを頑張ればよいと思っています。ところが海外情勢が不安定ですと、それもまた分からなくなるやも知れません。だからと言って良いアイデアがある訳ではありませんが、危機意識は心に留めています。
とにかく古本屋の良くも悪しくもあるところは、在庫を抱えるということです。それが大きな倉庫を構えて地代の安い地方でやったところで、実際にはそれでも辞めていく同業も出てきていますので、仕入れにはシビアにならざるを得ません。何をするにもあまりお人よしではイケないなんてツマラナイのですが仕方ありません。