マイナンバーカード
午前中は土砂降りの中、お隣の王子駅にある区役所に向かいました。マイナンバーカードを受け取る為です。実に申請から3ヶ月、書類を送っていたことすら失念していましたが、近頃やっと交付されると連絡がきたのでした。
受け取りは予約制、本当は赤羽駅すぐの区民センターが良かったのですが、1ヶ月先まで空きがありませんでしたので、王子駅から徒歩圏の区役所にしたのでした。現場ではカメラで顔認証してカードの写真と照合、かつ運転免許証とも照合して無事に手元に来ました。
過去には、国民総背番号だという権力による管理社会を懸念する声もありましたが、戦後の個人主義の台頭に替わって家族という単位が解体される流れで、従来の地縁血縁を記録する戸籍制度では、個人の社会保障に対応できなくなっているのは、コロナ禍の補償や給付金の遅延で露呈しました。
戸籍制度を廃止することには反対ですが、他国のように個人をナンバリングするのも時代の流れで仕方ないでしょう。日本の場合、大和朝廷以来の歴史がある国ですから、皇室はもとより、同様に家系をたどれる家は少なくありません。庶民であっても江戸時代に遡れる家も多いです。
先祖に顔向けができるかを問う暮らしぶりは、日本社会に安心安全をもたらしてきた面も多々ありますので、戸籍制度自体は明治以降のものですが、日本の生活を反映した仕組みとしては悪くはないと思っています。
話をマイナンバーカードに戻せば、そもそもカードにする意味があるのか解りません。なんでもスマホに入る時代ですから。。。