頭痛のタネ

 今日火曜日は、店の方はお休みして、郵便局の出荷を経由し神田の本部会館へ。またまた古典会の開札にギリギリでしたが、一方毎週火曜日は別フロアで洋書会の開催日でもあります。こちらは硬い本の他に、文学や画集などが目につきました。

 そしてまた、例によって先輩書店さんの明日の出品準備を手伝ってきました。先日の大市でボーになったものを再吟味して明日の通常市に出し直します。ボー、つまり入札がなく取引不成立になったモノたちです。最低入札額が変わりますので、再チャレンジします。

 それでも今回の大市で、細かく1点1点と出品したものはほぼほぼ売れていましたので、先日、店を1日臨時休業してお手伝いした甲斐がありました。大市全体の出来高も前年比アップだった様ですので、特別な品はまだまだ良い様です。

 社会がますます2極化の方向へ進んでいますが、物品販売も同様なのでしょう。

 菅総理とも親しいアトキンソン氏が、「日本は中小企業が多すぎるので整理統合を進めて、給与も上げて、生産性を向上させるべき」と言われていると聞きますが、国際金融資本のエージェントがそう言うのですから、望むと望まざるとにかかわらず、このコロナ禍に乗じて尚更そうなるのでしょう。

 ますます中流と言う中間層がなくなることを意味しますし、増え続ける低所得者は副業や掛け持ち就労で生活を支え、大衆本などの書籍はフリマなどCtoCやシェアという回し読み、、、日用品の物販は大資本の薄利多売以外は生産性が見合わなくなります。

 古書籍とその周辺の骨董については、ますます日本の中流階層向けのものは商売が難しくなり、一方で富裕層向けの高額なものの方が足も早いと言えるのでしょう。特にチャイナ系富裕層に向けた商品はまだまだ堅調な様子です。

 ですから昨今の米中対立は頭の痛い話でもあります。

雑談

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