特攻精神
このところの雨から一転して、日照りの暑い1日でした。暑いと本を読む気にもならない様で、折角の週末ですが、こういう暑い日は売れた試しがありません。
何気にYouTubeを見ていると、特攻作戦について秀逸な見解がありましたので、リンクしておこうと思いました。
忘れがちなのでここで当時の世界地図を確認しておきますと、地政学的に緩衝地域として戦禍を免れたタイ王国、疫病の蔓延が立ち入りを阻んだコンゴ地域、そして日本、、、それ以外の地域はほぼ全て白人の植民地になっていました。中国については、政府は白人側にあり、領土は各国の租借地等で侵食されていました。
大陸的な発想ですが「負ければ男は皆殺しか奴隷、女は戦利品」という意識が世界の常識でした。古来日本では、大将の首が取られることはあっても敵と婚姻関係を結ぶことで国造りをしてきたので、もともとの戦争観は違います。
大東亜戦争の良否を語るつもりはありませんが、戦争観や国家観に相違があり、白人の管理下にない唯一の国が日本であった訳です。負ければ国が無くなる=家族が無くなるという危機感は、今の日本社会では実感が持てないと思います。
特攻作戦の是非については、これまで色々と綴られてきました。その全ての議論を知る訳ではありませんし、あまり興味ありません。
ただいつも念頭にあるのは、特攻の航空作戦を指揮した大西瀧治郎の遺書です。
遺書
特攻隊の英霊に日す、善く戦ひたり深謝す。
最後の勝利を信じつつ肉弾として散華せり、
然れ共其の信念は遂に達成し得ざるに到れり、
吾死を以て旧部下の英霊と其の遺族に謝せんとす。
次に一般青少年に告ぐ。
我が死にして軽挙は利敵行為なるを思ひ聖旨に副ひ、
奉り自重忍苦するの誡ともならば幸なり。
隠忍するとも日本人たるの矜持を失ふ勿れ。
諸子は国の宝なり。
平時に処し猶克く特攻精神を堅持し日本民族の福祉と、世界人類の為
最善を尽くせよ…
海軍中将 大西瀧治郎
実際に靖国神社で拝見したときは衝撃でした。特に最後の一文です。平時にですよ。特攻精神を堅持せよですよ。日本及び世界の為に、、、特攻精神をですよ!一般男子に!
以来ずっと今日も特攻精神とは何ぞや、と考え続けています。
注記)911でビルに旅客機が突っ込んだのを、カミカゼアタックとか言われました。ふざけるな!です。あれは多くの一般人を巻き添えにしたもので、特攻とは別物です。