少年の夢

 今日は朝から生憎の空模様。このところの巣ごもり需要でウチとしては多めのネット受注分を出荷するため、パンパンのリュックを背負って雨の中、徒歩で本局に向かいました。

 案の定、郵便局は今日も長蛇の列。緊急事態で24時間営業をやめていますので、普段は深夜にパケット発送100点など大量に送る業者もやって来ますから、窓口業務が捗りません。現場は決められたことに一生懸命です。ただでさえ外出自粛の中、物流は普段の1.5倍です。時短すれば密集を生むと考えが至らない管理職のエリート馬鹿のせいでしょう。郵便は形式上は民営化していますが、このお役人体質を見ると、日本が戦争に負けた理由がわかる様な気がします。

 さて、昨日一昨日と休日営業している分、雨の中で店を開けるのは気が進みませんが、朝の出がけに開けているかの確認の電話をいただいていましたので、お伝えした時間までには開けないといけません。何か、先日のご来店時に欲しい本があったそうです。

 開ければ開けたで、チラホラとお客さんに寄って頂けるのは商店街の有り難さです。やがて、「電話した者です」とお声掛けいただきました。

 手にされた本は、「日本の戦闘機」という秋本実氏の(写真で見る世界シリーズ)という子ども向けの本でした。初めて読みましたが、とてもよく纏まっていて子ども向けにはあまりある内容です。海軍のゼロ戦が詳しく前面に紹介されていると思いきや、陸軍の説明の方が先ですし、隼や零戦など主な機種の変遷が略図でとても分かり易いです。これは引き込まれてしまいます。

 そして当のお客さんは、この本がきっかけで、現在は航空関係のお仕事をされているそうです。

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