ボランティア
以前、ボランティアをすると大学の単位が取れると聞いたことがありますが、今では当たり前なのでしょうか?
被災地の支援などは兎も角として、公園や川辺の清掃ですとか、介護関係ですとか、他にどんなボランティアがあるのでしょうか?公共性のあるに違いありませんから、無償で働く人を集めることが出来るのでしょう。
ワタクシとしては公共性があるのなら、自治体が予算を組んで取り組むべきだと感じますが、如何でしょう?
さて古書の世界ですが、一部の稀覯本などを除くと、読者離れと単価の低迷で斜陽感この上ないのですが、また新刊と違いクリーニングや検品にも労力が掛かり、まさに「労多くして益なし」の世界です。
その点を打開する試みとして、地方の大きな倉庫になるべく大量に本を集めてシルバー人材などの協力で検品しネット販売するというビジネスモデルが生まれ、本を集めるにも寄付という形で全国から宅配便で募るという感じです。
結局はネットを活用した大量無差別販売、、、ここ20〜30年の膨大な新刊出版の受け皿として成立する業態なのでしょう。
さて話は変わって、例えばコーラのはなし。缶コーラは1本100円程度ですが、グラスに氷を入れてストローをつけて提供すると500円とかに成ります。喫茶店で、レストランで、劇場で、山の上で、値段は違います。売り方というものも、もう一度考えて見ないといけません。
今年になって、探求書のお手伝いを思いました。前からサービスでやってはいましたし、他の書店さんでも同様でしょう。どれだけ業務として成立するのか未知数です。しかし、決意するとは面白いもので、そうと決めたら未だそれほど宣伝もしていないのに、あれはないか?これはないか?と聞かれます。不思議です。
先日、週刊誌のバックナンバーを探しているという方が来店しました。「それならヤフオク!で見つかりますよ」とスマホでお見せしたのですが、ネットはやらないとの事。「ケータイで出来ますよ」というとそれもダメ。ならば以前はサービスで、いわばボランティアで代わりに手配していましたが、キッパリと金額提示したところ、それで良いから欲しいと。500円のコーラが欲しい人もいる訳です。