みんぱく
ガラガラガラガラと騒々しく路面のレンガタイルを噛む音が近づいて来ました。
ガラガラガラガラ、向こうから一団の黒マスク。年の頃は30前後でしょうか。男3名女3名か、弾けた異国語を振りまきながら目の前を通り過ぎて行きます。
ガラガラガラガラと先の辻を右手に曲がって行きます。思わずあとを追うと、すぐ先の路地をまた右へ、ウチの裏手の邸宅に消えたようです。
その邸宅は、3階建ての茶のレンガ造り、門扉が2つある二世帯住宅です。未亡人お一人では、あまりに広くて住みきれないので、民泊に登録していると聞いてます。春節を実感したひと場面でした。